エンゲージメントが上がると、採用も変わる
ノアインドアステージが“社員の声”でつくった信頼の土台
2026.03.16

「今の会社の姿が、正しく伝わっていないのではないか」
ノアインドアステージ様の社内に漂う違和感こそ、VOiCE導入の出発点にありました。
VOiCE導入後、想定外の変化が起こります。
社員の声とエンゲージメントスコアを重ねて見るようになったことで、ノアインドアステージ様の活用は、
採用広報の枠を超えていったのです。
業務上の裁量、給与制度への納得度、会社の将来性。
それらのスコアの目に見える形での改善は、決して偶然ではありませんでした。
その背景には、社員一人ひとりの「今の声」を起点に、組織の状態を見つめ直してきた積み重ねがありました。
ノアインドアステージ株式会社
サポート本部 採用・人財開発担当 課長 藤田 政頼様
2001年にノアインドアステージ株式会社へ新卒入社。
テニスコーチとして現場を経験した後、2014年よりサポート本部へ異動。
現在は採用・人財開発を担当。
大学でのキャリア教育支援や、一般社団法人兵庫立志教育支援プロジェクト理事も務めるなど、次世代育成にも力を注いでいる。
採用目的だったのに、まずエンゲージメントが上がった
(藤田様)
実は、一番大きい変化は、採用よりもまず先に、エンゲージメントスコアが向上したことでした。
2024年度から2025年度にかけて、エンゲージメントサーベイのスコアに改善が見られました。
- 業務上の裁量:3.54 → 3.68(+0.14pt)
- 給与制度への納得度:2.24 → 2.64(+0.40pt)
- 会社の将来性:3.47 → 3.56(+0.09pt)
- 事業方針・戦略への納得度:3.47 → 3.56(+0.09pt)
- 風通しの良さ:3.57 → 3.60(+0.03pt)
スコアは、全体傾向を定量的に把握するためのものとして、
口コミは、その背景を理解するためのもの、という位置づけで使っています。
スコアだけを見ると、数字が良いか悪いかの議論で終わってしまいますが、
VOiCEのコメントと合わせて見ることで、なぜこの結果なのかが、より分かるようになりました。
社員の声を起点に「どこに手を打つべきか」を考えられた結果だと思っています。
それ以外にも、VOiCEを通じて、社員が感じる自社の強みと課題がわかってきました。
「うちって、こういう会社ですよね」
「ここはまだ改善が必要ですよね」
という話が、感覚ではなく、根拠を持ってできるようになった。
それは、経営にとっても大きいことでした。
求人では打ち出しづらい「人のよさ」
人事の“手前みそ感”なしに、社員の声を根拠に語れるように
(藤田様)
やはり「人のよさ」ですね。
感謝や賞賛、寄り添いといった文化は、昔から大切にしてきましたが、
それを言葉で説明するのはなかなか難しく、どうしても手前みそ感がぬぐえなかったんです。
でもVOiCEでその部分が「社員の言葉」として自然に表れてきたので、採用現場でも、口コミを見せるようにしています。
「人事がつくった言葉ではない」という信頼感につながっていると思います。
またノアでは、学生アルバイトから新卒入社のケースが多いのですが、
VOiCEで社員が「なぜここで働いているのか」を言語化したことで、社内に共通言語のようなものが生まれて。
そんな一体感の中で、学生がそのまま入社するケースがますます増えています。
“虚像”ばかりの検索画面に、“実像”を映し出せるようになった
(藤田様)
はい。
もともと導入した背景として一番大きかったのは、世に出ている情報と、実態がズレているという感覚でした。
口コミサイトには、退職された方の声が多くありました。
それ自体を否定するつもりはありません。
ただ、今、現場で働いている人たちが何を感じているのか、そこがほとんど見えなかったんです。
テニスコーチという仕事は、「好きなことを仕事にできる」というイメージだけで語られがちですが、
実際には、人の成長に向き合う、かなり本質的な仕事です。
そのリアルを、当事者の言葉で正しく伝えたいと思っていました。
(藤田様)
「現職社員の声」を集められることです。
会社が一方的に発信するのではなく、社員自身が、自分の言葉で語っている。
そこに、第三者性と信頼性を感じました。
ノアで頑張っている仲間たちの声を、きちんと世の中に出せる。
それが、VOiCEの一番の魅力でした。
(藤田様)
運用は、主に採用チームが行っておりまして、採用サイト内にVOiCE専用ページを設置したり、
説明会後に学生へURLを共有したり、選考の途中で補足情報として使っています。
人事が説明するだけではなく、
「これは社員の生の声だから、見てみてほしい」
と伝えられる点は、大きいですね。

正直、まだ途中段階です。だからこそ、伸びしろがある
(藤田様)
正直に言うと、まだまだ使い切れていないと思っています。
学生の反応をもっと取ることもできますし、経営・現場・採用での使い分けも、これからです。
ただ、だからこそ伸びしろがあるサービスだと感じています。
ノアインドアステージ様の取り組みから見えてきたのは、VOiCEが単なる採用広報ツールではなく、
組織の状態を正しく捉えるための「経営の視点」をもたらす存在であるという点でした。
エンゲージメントサーベイの数値で全体像を把握し、
VOiCEに集まった社員の声で、その背景や理由を読み解く。
この往復があるからこそ、「どこに手を打つべきか」を感覚ではなく言葉にできています。
その結果、人事の言葉だけでは伝えきれなかった「人の良さ」や「働く実感」に説得力が生まれ、
採用の場面だけでなく、組織づくり全体にも好循環が生まれ始めました。
VOiCEは、会社を良く見せるためのサービスではありません。
社員の声を起点に、組織と向き合い続ける企業にとっての判断基盤です。
ノアインドアステージ様の事例は、採用と組織、どちらも本気で良くしたい企業にとって、
VOiCEが一つの有効な選択肢になり得ることを、静かに示しています。
採用に課題を感じている企業ほど、
まず「組織の状態を、正しく見ているか、見られているか」を問い直す必要があります。
| 社名 | ノアインドアステージ株式会社 |
|---|---|
| 設立 | 1980年5月(昭和55年) |
| 従業員数 | 1,069名(2025年3月時点、正社員・契約社員・アルバイト含む) |
| 代表者 | 代表取締役社長 大西 雅之 |
| 所在地 | 兵庫県姫路市東山524 |
| 事業内容 | テニスクラブおよびテニススクールの企画・運営、テニスインストラクターの養成・派遣、テニスイベント企画運営、テニス用品販売、バドミントン・ピックルボールスクールの企画・運営 |