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企業文化

社員一人ひとりの強みを活かす、
ジェイック流・組織づくり

2022.11.29

ジェイック流「組織づくり」「働きやすさ」
フリーターや第二新卒を対象とした、20代の若者向けの就職支援サービス『就職カレッジ®』などを運営

今回は株式会社ジェイックの取締役の谷中さんに、フリーターや第二新卒のための若者向けの就職支援サービスや「個」の強みを活かした組織づくりについて伺いました。

インタビュイー紹介「谷中 拓生さん」

2006年に新卒入社。2019年4月に取締役経営企画本部長就任。「財を遺すは下、事業を遺すは中、人を遺すは上なり。」をミッションに掲げている。

『7つの習慣』の導入で、”他責の文化”が変わりはじめた

「一人一ひとりの個の強み」を活かす組織づくりを目指したきっかけをお聞かせください。
谷中さん

きっかけはリーマンショックです。当社も業績が苦しい状態になりまして。
当時は中途社員の構成比がまだ高く、従業員数でいうと100人行くか行かないかの時期。新卒採用をはじめてから6期、新入社員の数で言っても40人いないくらいの規模でした。
それまでは中途入社の社員が多い会社だったので、前職からいろんな価値観を持ち込まれていたのですが、苦しい状況の中で改めて核となる「会社のミッションを再定義しよう」ということになりました。

ミッションを策定し浸透させていく過程の中で、当社の研修でも行っている「7つの習慣」という書籍の読書会を行いました。合計8つのチャプターを1つずつ読んできて、読書感想文を作って、ワークして…というものです。
お互いが「どんなことを感じたのか」「なぜそこに関心を持ったのか」など、掘り下げて話していくワークを自チーム内やチームをシャッフルして何度か繰り返してやっていき、理念を浸透させていきました。
その際に、「いろんな価値観があっていいんだな」と、お互いを理解して受け入れる風土が形成されていきました。これが個の強みを活かす土台になっていきました。

「個の強み」が活きる『ストレングスファインダー』と
メイン事業の『就職カレッジ®』

「個の強み」を活かせる理由をお聞かせください。
谷中さん

1つは上記の風土の部分で、もう1つは『ストレングスファインダー』を取り入れたことです。『さぁ、才能(じぶん)に目覚めよう』という書籍があるのですが、34個の才能の資質の中で自分がどんな資質を持っているか診断するものです。
入社した時点で、これを全社員受けてもらうようにしています。まずは、自分の強みがそもそもどういうもので、どういう風に生かせるのかを理解します。自分の強みを理解する、メンバーの強みをどう発揮するかというワークショップを定期的に開催しています。
それぞれの強みは社員全員が確認できるようになっていて、自分と同じ強みを持っている社員が分かるようになっています。「個々人の違いはあっていいし、その強みを活かしていこう」という方針のもと取り組んでいます。

もう1つは、事業そのものの部分です。現在のメインの事業が『就職カレッジ®』という、20代のフリーター等に5日間の研修をしたうえで就職支援するというサービスなのですが、フリーターの方の中には、自分の現在の状況もあって自信を無くしている方もいます。
でも、その人その人には必ず良いところがあって、そこを自分で認めて、自信を取り戻していただく。一方で、今の状況に至った原因も振り返っていただいています。

今は自信を無くしているかもしれませんが、一人ひとりに良いところがあって、それを見つけ出す作業をキャリアアドバイザーのメンバーがやっています。
講師も研修の中でその強みが活かされるような働きかけをしますし、営業担当も、企業様との面接において求職者の前情報をお伝えする際でも、「どういった強みがあって、それが貴社の仕事でどう活きる」というようなところをお伝えしています。
事業自体が、自信を無くしている個々人の良いところを見つけ出すようになっているので、結果、自分達もそうなってく…という感じですね。

「新しいことに挑戦したい」、
そんな人が使える資産・資源はそこら中に転がっている

谷中さんから見て、「ジェイック」はどのような方にとって働きがいのある会社だと思いますか。
谷中さん

「人に深く関わりたい」とか、困っている人の支援をしたいとか、そういう方の成長や変化に携わりたいとか、という気持ちが強い社員がとても多いです。そのような部分の興味・関心が強い方は、弊社で働きがいを感じられると思います。
もう一つは、「自分で事業をやってみたい方」ですね。今、上場してコロナ禍を経て、事業を見直さなければいけないフェーズにあります。
今の既存事業をどう伸ばすのか、新しい事業をどう作っていくのか、そういう点で活用できる資産・資源はそこら中に転がっているんですよね。オモチャはいっぱいあるんです。それを使って遊べる方は非常に楽しいと思います。
「責任のある仕事をしたい」「新しいことにチャレンジしたい」という方は、ぜひ弊社に来ていただきたいですね。

加えて、「やりたいです」ということに関しては、「やってみなはれ」「なんなら先にやってみて、既成事実を作っちゃえばいい」というスタンスです(笑)。
実は、今の主力事業の「就職カレッジ®」も社員のアイデアから生まれたんです。もともとハローワークの実施しているセミナーを受託していたのですが、就職氷河期なのでフリーターの方が多くいて。その中には6大卒の方とかもたくさんいたんです。

一方で、当時は教育授業を主力でやっており、研修をしているお客様から「採用も手伝ってほしい」と言われ、人材紹介をスタートしたところ、「若い方が欲しいけれど採れない」と言われまして。
それがきっかけで「20代のフリーターの方を、研修したうえで企業に紹介する」というスキームのサービスができました。

「顧客のために」という視点が強く、
仕事に真摯に打ち込む社員が誇らしい

谷中さんが考える、ジェイックの社員の皆さんの好きなところをお聞かせください。
谷中さん

「人のために」という想いが強いメンバーが多いですね。労を惜しまず、求職者はもちろん企業様や研修の受講者に対しておせっかいなところがあります。
社内も同様で、全然違う部署のAさんのモチベーションが下がっている時に、他部署のメンバーが気付いて「ランチ行こうよ」と声かけて連れ出してケアしたりといったことが普通にあります。

ジェイックに集まってくる方がそうなのでしょうか、それともジェイックに入ってそうなっていくのでしょうか。
谷中さん

どちらもあると思いますね。ミッションを全面に押し出して採用するようになったことでそういった資質を持ったメンバーが集まるのも一つの要因ですし、一方で、そもそもあまり人に関心のない社員もいましたが、ジェイックで仕事をする中で人に目覚める社員は目覚めます。特に部下育成、マネジメントのところで目覚めていきますね。

あとは、仕事に真摯に向き合ってきている中で、泣ける瞬間があるんです。例えば、新卒の学生の支援をしていて、卒業間際の3月25日くらいに内定が決まるとか。

『就職カレッジ®』に来ている求職者で、コミュニケーションが苦手な方がいて。企業との面接会に5回も6回も出てもなかなか決まらなかったものの、10回目でようやく決まったとか。そういう方は、普通のエージェントは見捨ててしまうことも多いんです。

当社のバリューには「最後まで諦めない」がありますが、彼らが諦めない限りは、我々としては支援を止めることはなくて。そこに取り組むからこそ、ドラマティックなことが起こる。それは弊社でしかできないことだと思います。

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取材日:2022.09.08