転職者が見るのは企業の口コミ?
採用の第一印象を左右する情報戦略とは
- 企業口コミサイト
- 採用戦略
- 転職口コミ
2025.06.16
転職市場のリアル:求職者が「企業の口コミサイト」を見る理由
いまや転職希望者の約9割以上が、求人に応募する前に「企業の口コミサイト」を確認しているといわれています。これは単なる噂ではなく、実際の調査でも裏付けられており、口コミサイトは求職者の“意思決定インフラ”の一部となっているのです。

※エン・ジャパン株式会社「『エン転職』ユーザーアンケート」(https://partners.en-japan.com/special/190313)
なぜ、ここまで口コミサイトの重要性が高まっているのでしょうか?
- 求人票だけでは分からない「社風」や「職場環境」が見える
- 経営陣や上司との人間関係に関する生の声が読める
- ワークライフバランスや残業実態、評価制度の運用状況なども把握できる
これらの情報は、企業が公式に発信する内容では見えてこない“現場のリアル”であり、求職者にとっては安心して応募・入社を決断するための重要な判断材料です。
企業側の悩み:なぜ「口コミサイト」が採用ブレーキになるのか?
一方、企業側からは次のような声がよく聞かれます。
- 「ネガティブな口コミが多くて応募が来ない…」
- 「だいぶ昔の話なのに、それが今も影響している…」
- 「事実と異なる内容が掲載されていて困っている…」
こうした口コミの多くは“退職者”によって投稿されたものであり、現状と乖離しているケースが少なくありません。改善された制度や文化があっても、それが外部に伝わる機会は非常に限定的です。
また、匿名での投稿であるがゆえに、極端に主観的な意見や感情的な内容が残りやすく、それが企業イメージに大きく影響するリスクを孕んでいます。
採用広報やブランディングに力を入れている企業であっても、「口コミサイトで候補者が離脱する」という目に見えにくい機会損失が発生しているのです。
打開策:現職社員の声だけを集めた“信頼できる口コミサイト”という新常識
そこで注目されているのが、【VOiCE】という新しい口コミサイトの存在です。
VOiCEの最大の特徴とは?
現職社員の声に特化して、企業の口コミ・評価を掲載している点です。
これにより以下のようなメリットが生まれます。
- 実際の「今」が反映された情報のみを掲載
- 信頼性が高く、ポジティブな発信もきちんと残る
- 会社のビジョン・ミッションへの共感や、働きがいなどが語られる
口コミというとどうしても「辞めた人の不満」や「トラブルの吐露」といったネガティブな側面に偏りがちですが、VOiCEでは現場で働き続けている人たちが、なぜここで働き続けているのか、何にやりがいを感じているのか、といったポジティブな評価も収集・公開されています。
企業としては、働く人の本音を通して「求職者が知りたいリアル」を伝えながら、ブランディングも実現できるという大きな利点があります。
VOiCEがもたらす成果
VOiCEを導入すると、以下のような成果が見込めます。
- 「社名 口コミ」「社名 評判」の検索結果に現職社員の声を上位表示
- 面談率、歩 留まり率、内定承諾率の改善に貢献
- 自社の強みの発見/発掘
- 従業員のエンゲージメント率向上
まとめ:いま、企業が見直すべき“口コミ戦略”とは?
企業の口コミが検索され続ける背景には、求職者の不安と慎重な意思決定があります。
この流れに対し、企業ができる本質的な対応は、正しい情報を正しい形で届けることです。
採用マーケティングは、「何を」「どう伝えるか」だけでなく、「誰が伝えるか」が重要になってきました。企業がいくら良いことを発信しても、求職者は“第三者の声”を求めています。そしてその第三者が、現職社員であれば、これほど信頼されるメッセージはありません。
ネガティブな情報が一方的に伝わる時代から、フェアでリアルな採用広報への転換がいま求められています。