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転職の悩み

転職活動に疲れた人がやった方が良いこと

疲れたら休む、ではなく動き方・考え方を変えよう

目当ての企業へ応募するたびに不採用が続くと、自信が無くなって心がしんどくなってきますよね。これが長く続くと、「求人情報を見るのもイヤ」という状態になってしまうケースも…。

ですが、不必要に落ち込まなくて大丈夫。考え方や動き方を変えて、採用を勝ち取りましょう。

転職のやる気が出ないときの進め方とは

休んでしまうと、かえって不安になることが。まずは自信を取り戻そう

疲れてしまったら、休息をとることがいいとされますが、人によっては転職活動を一旦止めることに抵抗を感じて、かえって不安を募らせる場合があります。

また、休んでリフレッシュしたつもりでも、転職活動を再会した途端に以前の体験が思い起こされて、気持ちが重くなってしまうようでは意味がありません。どうしたら、自信を取り戻して、精力的に活動できるのかを、まず考えましょう。

考え方を変える

転職活動中で最もダメージを受けるのは、不採用を突き付けられた事実です。不採用となると、自分はダメな人間なんだとなりがち。しかし、転職活動は応募者と企業のマッチングなので、企業としては、既存社員とうまくやっていけるかどうかが、大きな選択ポイント。

「この人はとても優秀で、将来活躍していくだろう」と感じても、「うちの体育会的な社風では、辛い思いをするかもしれない」と思ったら、採用しません。単に合わなかっただけのことですから、自分のことを全否定する必要はありません。

ほめ上手な人に会う

ほめる=おべんちゃらを言うではなく、ほめ上手な人は、相手のことをよく観察して、いいところを探してくれる人です。自分では気づかなかった素晴らしさを見つけてくれるかもしれません。

やる気が回復したら、改善できることは改善する

もう一回頑張ってみようとなったら、不採用になった原因の中に自分で改善できるところがないか見直します。

面接まで至らなかったのであれば、提出書類の書き方が良くなかったのかもしれません。

まず、写真はきちんとしていますか?暗い表情だったり、着衣が乱れていませんか?内容は、応募先に沿った内容になっているでしょうか?必要のない情報を記載していませんか?

文章は、分かりやすいですか?特に職務経歴書は、パッと開いて見て、読みやすいレイアウトになっていますか?

面接も振り返る

面接は、どうでしたか?緊張してしまうのは構いませんが、マナーはきちんとしてましたか?必要なことを伝えられたでしょうか?

企業の方針や事業を理解して、挑みましたか?面接室に行くまでに会った社員の皆さんに、挨拶はしましたか?建物に入る直前直後には、どういう振る舞いをしましたか?いきなり素に戻って「ちっ!」とか言ってしまっていないでしょうか。

案外基本的なことが出来ていなかった、ということも多いです。できれば、採用を担当した経験のある人や、職業相談員などのプロに相談してみましょう。面接は、練習を重ねるほどにうまくなります。事前に繰り返し練習することをお勧めします。

転職活動中しんどかったことアンケート

不採用通知が辛くてふさぎ込んでしまう

転職した300人に「転職活動中で辛かったことは?」というアンケートを取った結果、ダントツで1位になったのは、メンタルの安定です。不採用通知はたとえ1通であっても、辛く感じますね。どうしたらこの沼から抜け出せるのでしょうか?

ちょっとした理由だったんだと割り切った

不採用は、応募者の全否定ではありません。優秀すぎてうちでは使いきれないとか、似たような人で、より職場に近い人がいた(交通費が安く済む)という理由かもしれません。

今の会社で働き続けた未来を想像した

ここで転職をあきらめてしまったら、どうなるだろうと想像してみると、現状維持の方がメンタルをやられてしまうかもしれません。ただ、現状維持と転職活動続行を天秤にかけてみて、現状維持の方がよさそうだと感じられたのなら、それはそれでいいことでしょう。

転職活動に十分な時間がとれない

「辛かったこと」の第二位は、「十分な時間がとれない」です。特に在職中の人。慌てて応募するといけないから時間がとれた時に吟味して応募しようと思っていたら、募集が締め切られていたという人も。

通勤時間や休憩時間に、ネットで求人情報を見た

ゲームや動画で過ごしていた時間を、求人検索に当てましょう。

応募書類のひな型を作って利用した

ほぼ完ぺきな応募書類のひな型を一つ作ります。次からは、志望理由や自己PRの部分だけを、応募先に沿ったものに書き換えればOK。

応募条件を明確にした

無作為に流れてくる求人を眺めているのは、時間の浪費。絶対譲れない条件、あったら嬉しい条件などを明確にして、求人情報を絞り込みます。ただし、あまり条件が多いと該当する情報も少なくなります。少ないと感じたら、譲ってもいい条件を少しずつ譲って、検索数を増やします。

面接の日程がなかなか合わない

「辛かったこと」の第三位は、「面接の日程調整」です。在職中はいつでもOKとはなりません。日程がなかなか合わずに苦労します。

シフト制や半休を利用

社内制度を最大限活用しましょう。会社は休むことの理由は聞かないのが原則ですから、そこを気にすることはありません。

複数の面接を1日に集中した

面接があるたびに休みを取るのには、限界があります。複数の面接がある場合は、1日有休を取って、その日に集中させましょう。

退社後の時間か、休日にできないかお願いした

在職中であるのは、相手にもわかっていますから、配慮してくれる場合もあります。ただし、わざわざ時間を作ってくださっているので、礼儀は尽くすように。

オンライン面談をお願いした

休息時間にカラオケボックスなどで、オンライン面談を受けた人もいます。

第三者に意見を聞くこともおすすめ

家族

生計を一にしている家族(夫・妻)がいるのなら、転職しようかと思った段階で相談することをお勧めします。あなたの転職によって収入が大きく変わってしまうというのは、生活設計が変わるということです。パートナーも有職者ならば、そちらへの影響もあるかもしれません。何よりも、悩んでいることを話し合えてこそのパートナーです。これを機会に絆をより強くして、互いに応援しあえることが理想ですね。

家族が両親兄弟だけならば、そこまで気を使う必要もないでしょう。両親の就職時と現在では全く状況が異なるので、アドバイスはそこを考えて判断を。

友人・先輩

友人や先輩は、ビジネスパーソンとして似たような環境にいるので、理解してもらいやすい面があります。第三者の目線で、聞いてくれます。同じ業界や希望する業界に詳しい人ならば、具体的なアドバイスが得られるでしょう。

気を付けなくてはならないのは、友人・先輩の話は主観的な話であることも多く、その人がボロクソに言う会社が、自分には合う会社の可能性もあること。真実は自分の目で確かめる必要があります。

もう一つ気を付けたいのは、あなたが相談したことを軽い雑談程度に受け取って、SNS等で広めてしまうこともなきにしもあらずという点です。

上司・同僚

なんといっても、職場のことが最もわかるのは同じ職場の上司・同僚だから、相談したくなります。

上司は自分のマネージメントに関わることでもあり、それが評価にもつながるので、退職者は出したくありません。相談には乗ってくれて、アドバイスもくれるかもしれません。ただしこういう悩みがあるというだけにとどめておいて、「転職を考えている」ことは口に出さない事です。

同僚への相談は、上司以上に慎重に。あなたの退社が大きく影響することはないので、親身になってくれるかは不明。あなたの転職希望が、社内に広まってしまうリスクがあります。

まとめ

キャリアコンサルタント福島瑛子

国家資格キャリアコンサルタント「福島瑛子」。職業訓練校、ハローワーク勤務をを経て、現在はフリーランスとして活動中。

転職活動は、心折れることがいっぱいだし、在職中は時間がなかなかとれなくて大変です。疲れてしまったら、他の人たちも同じような体験をしてきたことを知り、自信回復を図りましょう。時間のやりくりのアドバイスも、参考にして効率よく進めてくださいね。

直接「転職」の相談は難しくても、「疲れた」「大変」というグチを聞いてもらうだけでも、すっきりしますよ。聞き上手な人を探してみましょう。

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