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転職前

仕事にやりがいを感じられないのはなぜ?

仕事にやりがい感じない
今の仕事は本当に合わない?見直すきっかけにしよう

やりがいを感じられないと仕事をしてても辛いですよね。なぜやりがいを感じられないのか、一度じっくり考えてみる良い機会かもしれません。

やりがいを感じない原因と対処法を紹介していますので、参考にしてみてください。

仕事にやりがいを感じない原因

正当な評価を受けていないと感じる

仕事内容が自分に合っていても、やりがいを感じられなくなることがあります。「こんなに頑張っているのにしんどい」のは、きちんと評価されないからかもしれません。

会社を選ぶときには給与を気にしますが、やりがいという面では、評価制度は大きく影響してきます。評価内容の他に、評価方式は、加点方式か減点方式かも、やる気に影響してきます。

キャリアアップが見込めない

専門知識やスキルを向上させてもキャリアアップが見込めない、例えば小さな販売所の事務職では年中同じ仕事をして昇進もないとなると、行き詰まり感を感じることがあります。

自分は総合的な職に就きたいのか、専門職として究めたいのかなど、将来の理想の姿を考えてキャリアプランを立てていきましょう。

仕事に飽きた

業務内容をきちんと覚えてしまうと、毎日ほぼ同じことの繰り返しに感じて、仕事がつまらなく思えてくることがあります。慣れてくると作業効率も上がり、ミスも減るのですが、それがかえって刺激のなさにつながったりします。

本当にそこに成長できる部分はないのか、業務を細かく分析してみることで、新たなチャレンジを見出す場合もあります。

会社の方針や将来が不安

「この会社はそのうち潰れてしまうのではないか」という不安を抱えていると、やりがいどころではありません。昨今は、コロナ禍の影響やいずれAIに取って代わられるのではないかという不安も多くあります。親会社との関係も、気になります。

また、会社全体の方向性を示す理念や方針が合わないと、違和感を感じて、やりがいを感じなくなります。

ミスばかりしてしまう

仕事のミスが続くようになると、仕事が合わないのではないかとか、能力がないのではないかという気持ちが強くなってきます。また、ミスをしないようにすることばかりに意識が集中してしまい、効率が悪くなり、叱責を重ねてしまうこともあります。

上司からの指摘が怖くて委縮してしまい、窮屈さを感じて、やりがいが感じられなくなります。

目標を明確にもっていない

「何のために働いているんだろう」と吐息をつくのは、明確な目標を見失っているからです。給与を得るためというのはもちろんですが、業務遂行上のやりがいや成長を感じるためには、給与以外の目標が必要です。

入社時には「○○に貢献したい」と言っていても、実際に携わるのはその一部だったりします。業務に沿った目標を設定しましょう。

職場環境が良くないと感じている

職場環境には、明るさや騒音などの物理的環境と、上司と部下の関係や情報共有など人が関係しているものがあります。特に人が関係していることは、簡単に変えにくい面もあるので、ストレスが溜まりやすいと言えます。

業務内容そのものは自分に合っていても、職場環境が好ましくないと、モチベーションが下がってしまいます。

人の役に立つと感じられない

「人の役に立つことをしたい」という思いが強い人は特に、直接、人に役に立っている感が得られないと、やる気をなくしてしまいます。大きなプロジェクトの末端を担当していたり、製品の一部を製造している場合は、なおさらです。経営側が、関わっている仕事全体での情報を従業員に届けているかが、影響することもあります。

仕事にやりがいを感じない時期はかならず来る

やりがいが感じられない=今の仕事が合わない、と即判断してしまうのは短絡すぎます。好きな趣味をやっていても、何だかやる気が出ないという時はあるでしょう。スポーツで頑張っても成果が出ない時期を経験した人も、少なくないのでは?

「仕事にやりがいを感じない…」を解決する方法

自分にとって「やりがいとは何か」を再度考える

どんなことにやりがいを感じるかは、人それぞれです。自分にしかできないことをやった時だったり、商品が売れた達成感だったり、わき目もふらずに働いたり、周りに喜ばれた充実感だったりします。

どんなことにやりがいを感じてきたのか、自分にとってのやりがいとは何かを、これまでの経験を振り返って、再構築しましょう。

目標設定を変える

入社直後はいわれるままに仕事をして、命じられたことができるようになるとやりがいを感じます。しかし次第に、簡単でやりがいを感じられなくなってこともあります。

自分の経験やスキルに合った目標の設定し直しが必要です。成長が感じられるように、今より高い目標を1年後・3年後・5年後と中長期の視点で立て直しましょう。

上司や先輩に相談する

一人で悩んでいると、なかなか答えが出ずに堂々巡りになってしまうこともあります。職場の上司や先輩に相談してみるものいいでしょう。

職場をよく知っている人から、自分の体験を通じたアドバイスが得られるかもしれませんし、何かしらの配慮があるかもしれません。他の人の話からは、自分一人では得られない視点を与えられるものです。

仕事を休んでみる

心身ともに疲れていると頭が回らなくなり、モチベーションが下がってしまいます。真面目で一生懸命な人ほど、心身の疲れに気付かない傾向があります。自分を振り返ってみて、疲れているなと感じたら、思い切って休みを取りましょう。

あまり長すぎる休みは、かえってやる気を奪ってしまいかねません。数日から1週間程度がいいでしょう。

仕事以外の楽しみを持つ

仕事にやりがいを見つけられなくても、プライベートにやりがいがあれば、モチベーションは上がります。「しっかり稼いで、旅行に行くぞ」「あの高価なプラモを買おう」「家族とキャンプに行く」「家のDYIをする」など。

仕事は稼ぐ手段と割り切ってしまえる楽しみを探してみると、気持ちも前向きになり人生が充実してきます。

部署異動の希望を出す

どうにも頭打ちだとか、どう考えても今の業務は合わないという場合は、部署異動の希望を出してみるのもいいでしょう。「自己申告制度」「社内公募制度」「社内FA制度」などを設けている会社もあるので、人事制度を確認してあらかじめ直属の上司に相談します。

理由には「自分の強みを生かしたスキルアップのため」など前向きなものを述べましょう。

転職の理由を伝える

転職して新しい環境と新しい仲間でリフレッシュを図るのもひとつです。ただし、やみくもに求人に応募するのは、おすすめできません。時間がかかって非効率ですし次の会社で同じ悩みを繰り返すことにもなりかねません。

どのような会社でどのようなことをしたいのかなど、明確な目標を持ち、しっかりと準備をしてから挑みましょう。

あなたに合った仕事の例

コミュニケーションが好き・得意→営業

人とのコミュニケーションが楽しいと感じる人には、営業がおすすめです。営業職の目的は商品やサービスを買ってもらうことですが、信頼関係を築くことが最も大事です。

初見の印象や、話題の豊富さ、しっかりとした商品知識など、身に着けるスキルはたくさんあります。直接感謝されて人脈が広がって行くのも、営業職の魅力の一つです。

一人で黙々と作業したい→エンジニア・プログラマー

一人で黙々と仕事に取り組みたい人は、エンジニアやプログラマーがおすすめ。初心者でも社内研修制度がある会社もあります。中途採用の場合は、ある程度の知識や経験があった方がいいでしょう。

常に新しい情報を更新して取り入れていく姿勢が必要です。自分の力で成果物を作っていける楽しみと、達成感が味わえる仕事です。

人を観察することが好き→人事

人のことを観察してその特徴などをつかみ取るのが好きな人は、人事が向いているかもしれません。相手の立場や気持ちを理解して対応できるでしょう。

コミュニケーションスキルはもちろん、コアな個人情報を握ることも多いので口が堅いことも重要です。関係する法律知識やスケジュール管理・調整力など、多様な力が求められます。

まとめ

キャリアコンサルタント福島瑛子

国家資格キャリアコンサルタント「福島瑛子」。職業訓練校、ハローワーク勤務を経て、現在はフリーランスとして活動中。

会社、仕事を選ぶときにはやみくもに応募しないで、自分に合った会社を選ぶことが重要です。転職は大変だし、あまり繰り返したくないもの。同じミスマッチは防ぎたいですね。以下の診断では、”職種”ではなく”自分に合った価値観”から働きやすい会社が分かるユニークなもの。一度試してみてはいかがでしょうか?